【中日新聞に掲載されました】
大津商高生 能登を応援 ナカマチ商店街 石川の物産販売
大津市の大津商業高校の生徒が27日、能登半島地震の被災地支援と地元商店街の活性化を目的としたイベント「能登応援商店街」を大津ナカマチ商店街で開いた。生徒たちが自ら発注した石川県の物産品販売とデジタルウォークラリーがあり、多くの人でにぎわった。
地域課題をビジネスで解決する方法を探る「ソーシャルビジネス講座」の受講生のうち。イベント担当の3年生30人が参加。大津市や商店街の協力を得て、授業で事前準備を重ねてきた。石川県内の物産業者に交渉し、見積もりや注文、試食などをへて、15種類の商品を集めた。珠洲の塩を使った「しおサイダー」やや能登のカキをつかっただししょうゆなどが並び、訪れた人が興味津々で手に取っていた。
売上金の一部とイベントで集めた募金は、被災地に寄付する。西村望未さん(18)は「授業を通じて能登に名産品がたくさんあると分かった。滋賀県から盛り上げて、石川県の人たちに伝われば」と話した。
ウォークラリーは、商店街の10カ所に設置したQRコードをスマートフォンで読み込み、地元に関するクイズを解いていくと景品がもらえるイベント。膳所駅商店街振興組合の平井湖理事長からノウハウを学び、生徒たちで企画して特設サイトを作った。親子連れなどが参加し、スマホを片手に商店街の散策を楽しんだ。